2014年5月10日土曜日

桜祭りde阿波踊り

4月20日、サンフランシスコで開催された桜祭りに行ってきた。見物客としてではなく、阿波踊りに参加するために。私たち一家は徳島とは縁もゆかりもないけれど、友達の友達が徳島出身という何とも細いご縁で桜連の皆さんに出会い、暖かく迎え入れていただいた。

桜連の方たちは、普段はサンフランシスコやエルセリートで阿波踊りの練習をしていて、今回の桜祭りに限らず様々なイベントで踊りを披露されている。メンバーは日本人だけではなく、3分の1くらいをアメリカ人が占めている。この会の代表を務めているKeijiさんは、エルセリートにある日系の雑貨屋さん「Gipang」(以前は「Ichiban-kan」という名前だった)で店長さんをしている。

桜祭り当日、夫は踊り手として、息子と私はベビーカー部隊(注:阿波踊りにはそんなものありません。要するにオマケ)としてパレードに参加させてもらうことに。よそ者の私たちにまでハッピを用意していただいて、ありがたい限り。

パレードの出発地点まで、衣装を着た皆さんと歩いていくだけで、注目の的。歩行者も車で追い越していく人たちも、カメラを向けてくる。私も2年前には、まさかサンフランシスコの街中をハッピを着て歩くことになるだなんて、夢にも思わなかった!

一面芝生になっている広場で、パレードの開始を待つ。桜連のほかにも、沖縄県人会の方たちや東京スカイツリー音頭を踊る方たちもいた。コスプレ軍団がいたり、柴犬愛好会(?)でもあるのか柴犬を連れた集団がいたり、綾波レイを燦然と描いたイタ車を発見したりして、ここは本当にアメリカなのか?という気がしてくる。

そうこうしているうちに、いよいよパレード開始!楽器演奏を担当する方が音色を奏で始め、踊り手の皆さんが踊りながら練り歩く。最後尾にはなぜかベビーカー。いくつもの坂を乗り越えながら1キロ近く進み、終点はジャパンタウン。この間、沿道には大勢の人がひしめきあい、割れんばかりの拍手と歓声と無数のカメラを向けられ、自分が歩いているのがまるでレッドカーペットであるかのような錯覚がしてくる。




フィナーレを飾ったのは樽神輿だった。神輿に乗っているふんどし姿の男性をみて、近くにいたヒスパニックの男の子が「お尻が見えてる!」と爆笑していた。お母さんが「あれはコスチュームなのよ!」と一生懸命たしなめていたけど、生まれて初めてふんどし姿をみた男の子にとってはよほどセンセーショナルな光景だったんだろうなと思う。

パレードが終わっても、踊り手の皆さんは多くの人から写真撮影を求められ、きっと疲れているに違いないのに、サービス精神を発揮して笑顔でリクエストに応じていた。

この日はお祭りだけあって、ジャパンタウンはとんでもない数の人でごった返していた。日本文化というと、コスプレやアニメがフォーカスされがちだけど、それでも日本文化に興味を持ってくれる外国人がこんなにもいるということは幸せなことだと思う。