2013年10月14日月曜日

出生後の手続き(アメリカ編)

息子の誕生以降、いろいろと済ませてきた手続きをまとめてみました。アメリカでの出産を控えている方や検討している方のご参考になれば幸いです。


<出生届>

病院で出産した場合、翌日には病院のスタッフから出生届を渡されて子どもの名前を記入することになる。役所への提出については病院側で行ってくれるので、出生に関する手続きはこれで終わり(注:自宅出産した場合は手続きの方法が異なる)。

私たちは、息子が将来アメリカで暮らす選択をしたときのためにミドルネームを付けることにした。日本の出生届を提出する際には、ミドルネームを戸籍に載せないように頼むことができる。そのため、たとえばアメリカではTaro James Yamadaが正式名で、日本では山田太郎が正式名、という風に2通りの名前を持つことができる。


<小児科医選び>

お産のために入院することになったとき、手続きにあたって聞かれたのが「生まれてくる子どもの小児科医は誰か?」ということ。アメリカでは出生前に小児科医を決めておくのが普通で、生まれた赤ちゃんの状態を確認するのはあらかじめ決めておいた小児科医が行うことになっているのだ。当時、私はまだ息子の小児科医を見つけていなかったので正直に伝えてみたところ、Alta Batesの配慮によって、Alta Batesで雇用している小児科医が臨時で担当してくれることになったのだった。

産後、分娩を担当してくれたDr. Davenportに小児科医について相談してみたら、UC villageから徒歩圏内にあるKiwi Pediatricsを紹介してもらえたので、そちらに通っている。


<保険加入>

息子の保険については頭の痛い問題だった。なぜならMedi-Calから承認されたとき、今回は私の妊娠と出産のみを対象とし、家族については対象としない、という通知を受け取っていたから。毎月の収入については加入条件を満たしていたけれど、財産総額(私たちは車も不動産も持っていないので、たぶん預金残高のことだと思う)が条件より多かったので家族の分までは認められないらしかった。帰国するまでの1年間、どうすればいいだろうかと途方に暮れていたとき、ソーシャルワーカーに助けてもらえた。

私は知らなかったのだけど、Medi-Cal利用者の場合は、Alta Batesと契約を結んでいるソーシャルワーカーが出産の翌日に訪ねてきていろいろな相談にのってくれるサービスがあるのだ。息子の保険が決まっていないことを伝えてみると、「あなたの息子がMedi-Calに加入できるように、連絡しておくわ」と言ってくれた。たったそれだけのことで、出産から2週間も経たないうちに息子名義のMedi-Cal会員証が自宅に郵送されてきた。財産総額の条件はいったいどうなったのかは不明…。


<Social Security Numberの取得>

息子はアメリカで生まれたので、アメリカ国籍を有する。アメリカ人であると、外国人だと取得に苦労するSocial Security Number(SSN)が容易に取得できる。手続きについては上記の保険加入とほぼ同じで、ソーシャルワーカーから「子どもの分のSSNが欲しい?」と聞かれて「Yes」と答えた。ただそれだけで、生後2週にも満たないうちに息子名義のSocial Security Cardが自宅に郵送されてきた。通常なら発行されるまでに6~8週間かかると聞いていたのでびっくり!ソーシャルワーカーの力はなんて偉大なんだ!


<パスポートの取得>

私たちが帰国するとき、息子はアメリカのパスポートでアメリカを出国して、日本のパスポートで日本に入国することになる。そのため、帰国までに日米両方のパスポートを取得しておかないといけない(事情があって、パスポートの発行を待てずに緊急帰国する場合は特別な措置を図ってもらえるので、総領事館に相談するとよいそうです)。

申請に必要なものは以下のとおり。

申請用紙
(印刷して全部手書きにすることもできるけど、私はオンライン入力をしてから印刷した)

・出生証明書の原本
バークレー市役所で発行してもらったもの。発行してもらうためには病院から発行されるBirth Certificateが必要になる。発行は生後3週以降に可能)
※出生証明書はパスポート発行時に返送されてくる。

・子どもの写真1枚
(インターネットで調べると2枚必要だと書いてあったけれど、実際に手続きしてみたら1枚でよいと言われた。背景は白で、子どものみ写っていて正面を向いているもの、写真のサイズは2インチ×2インチ(5.1センチ×5.1センチ)顔の縦の長さについては指定されているので、申請用紙の写真貼付欄の枠をよく確認すること!)

・パスポート申請料金80ドル分の小切手もしくはマネーオーダー
(申請場所によってはクレジットカード払いもできるらしい。私はSolano郵便局でマネーオーダーを購入した。手数料は1ドル20セント)

・窓口で提示するもの
両親のI.D.(パスポートや、カリフォルニア州発行の身分証明証など)と、子どもがアメリカ市民であることを証明できるもの(私たちは息子のSocial Security Cardを見せたけど、出生証明書で足りるらしい)

パスポート申請ができる施設は、市役所関連の施設か郵便局。郵便局の場合は電話予約が必要になる。私たちの場合は、夫が授業や課題で多忙を極めていてスケジュールが読めなかったので、予約なしで行かれるAlbany City Hallを選んだ。申請に行くときは両親と子どもが必ず揃わないといけない。

担当者が書類の記載内容と顔写真のサイズの確認を済ませると、両親は右手を挙げて宣誓する。「提出した書類に誤りはありません。子どもは私たちの子どもです」。Albany City Hallの場合は、このあと別の窓口で手数料25ドルを支払って(デビットカードが使えた)、手続きは終了。4~6週間後に自宅にパスポートと出生証明書が郵送されてくるらしい。

パスポートの写真については、Costcoの写真サービスを利用したり有料サイトで作成することもできると聞いたけれど、自分たちでもできそうだなぁと思った私たちは、白いシーツの上に息子を寝かせてデジカメで撮影し、念のためにペイント機能を使って背景をさらに白く塗りつぶし、顔のサイズは申請用紙の枠をあてがいながらサイズを調整したうえで写真光沢紙に印刷する、という相当アナログな方法で作成した。

<2013.10.24 追記>
パスポートは申請から3週間と経たないうちに郵送されてきた。こんな感じになってます!






日本の出生届の提出とパスポート申請(まだ手を付けていないのです!)については、また後日掲載する予定です。