2012年9月27日木曜日

バークレーは本当に安全か?

アメリカ全体からみれば、バークレーという街は治安がいい。近隣の街(南のオークランドは全米ワースト4位、北のリッチモンドは全米ワースト8位 ※3年前のデータを参照)に比べれば。大学のあるバークレーもUC villageのあるアルバニーも、昼間なら女性が一人歩きしても大丈夫だし、歩いていていきなり銃を突きつけられるようなこともなく、割と普通に生活できてしまう。

ただし、ここで治安がいいというのは、殺人は起きていない、という意味であることに注意が必要。昨年の犯罪データによると、バークレーでは殺人は0件だけど、その他の犯罪(強盗、車上荒らし、性犯罪など)は他の都市より件数は少ないとはいえ、それなりに起きている。

UC villageも家族寮といえど犯罪とは無縁ではなく、過去に侵入盗があったという話は聞いていた。先日などはとうとう、水道業者を装った男が住居内に入っての性犯罪まで起き、village officeから住民に警戒を促すメールが送られてきた。

奇しくもその日、THE DAILY CALIFORNIANという地元紙でUCバークレーの単身者用の寮内で悪質な性犯罪が起きたと報道されているのを読んだ。その事件は実は8月末に起きていて容疑者はすぐ逮捕されたものの、寮の管理人が住人に事件のことを知らせていなかったために住人から怒りの声があがっている、とも書かれていた。

その影響もあってか、今回のUC villageでの事件後には警察を交えての説明会が行われた。犯人(被害者が悲鳴をあげたためすぐに逃走した。幸いにも実害はそれほどではなかったらしいが、まだ逮捕されていない)についての情報もあちこちに掲示され、敷地内でパトカーをよく見かけるようになった。

夜、玄関のチャイムが鳴っては、宗教の勧誘やら何の目的かよくわからない募金活動をする人々が訪れる。今までは寮という響きの気安さからチェーンもかけずに応対していたが、チェーンをかけてドアを開けることにした。

やはり何が起こるかわからないから常に防御の姿勢をとっていないといけない。再び自分を戒める。

<2013.11.3 追記>
「銃を突きつけられるようなこともなく」と書いたけれど、実は今年に入ってからUCバークレーのキャンパス周辺で、銃を使った強盗が5件ほど起きているという。夜間に限らず日中でも事件が起きており、銃を使わない強盗の被害もあると聞いている。特に、バス停でi phoneをいじっているアジア人がi phoneを奪われるケースが多いそうなので、キャンパスを訪れる方はご注意ください。

<2014.6.21追記>
今年の4月に、UC village内で銃を使った強盗事件が起きた。車から降りてきたところを狙われ、犯人は逮捕されていない、という情報が住民にメールで届いている。このほかにも、UC villageの周辺では子どもの誘拐未遂が少なくとも3件は起きているので、寮だからといって安心しないように気をつけてください。


2012年9月22日土曜日

健康の作り方


日本にいたころ、漢方薬局に通っていた。私は虚弱体質で、於血(おけつ。血の巡りが悪い)で水毒(すいどく。不要な水分の排出がうまくできない)で気虚(ききょ。エネルギー不足)という、健康状態に大いに難ありということだった。漢方の煎じ薬はこの世のものとは思えない味とにおいだったけど、身体に合ったので効果は感じられた。

でもある日ふと気がついた。このまま漢方を続けているぶんには体調もいいけど、アメリカに行ったらどうするの?漢方薬局なんてそうそう見つからないはず。

そこでようやく、漢方に頼らずとも健康になれるように、薬膳やマクロビオティックの勉強を始めたのだった。薬日本堂の本を中心に読んだり、管理栄養士の木下あおいさんのセミナーにも参加したりして。

私の場合は特に血のめぐりが悪く、長いあいだ偏頭痛にも苦しんでいたし下半身の冷えもひどかった。痣ができやすいという悩みもあった。なので浄血作用のある食材についても調べ、毎日せっせと香菜を食べた。たまねぎや大葉、クレソンなどを中心に。
そして血流を妨げないように、白砂糖の入ったものをできるだけ摂らないことに決めた。
完璧にやめるのではなく(実際のところやめられない…)身体が自然と欲するときもあるので、自分の身体の声を尊重して必要なときには摂るようにしている。

水毒で下半身のむくみもひどかったので、あずきの茹で汁を飲んだり(もちろん煮たあずきも食べる)、大根を使った料理を頻繁に食べたりもした。(特に切干大根はデトックス効果が高く、煮汁も残さず飲むといいらしい!)温かいはとむぎ茶とどくだみ茶も欠かせない。

食生活だけに頼らず、ウォーキングで体力増強を、経絡マッサージで血行促進もはかった。こうして渡米前2ヶ月から体質改善を始めると、最初はゆっくりと、あるときを境にするすると体重が減っていった。3年前から増え続けていた体重が、今ではピークのときから7キロも減った。(一時は誰かに会うたびに「おめでた?」と言われていた…)やせるためというよりも健康になりたいという切実な思いで始めたけど、今となっては身体が軽くて楽だし、体力はついてきたようだし程よい感じ。

そして思わぬ副産物も得られた。それは、生理痛がなくなったということ!経血の色が明るくなり、さらさらとした質感になって塊がでなくなった。そして痛みがなくなったのだ。(血の話が苦手な方はごめんなさい)おかげで以前ほど憂うつになることもなく、むしろ快適。

食べ物って大事なんだなあと実感。と同時に、それまであまり自分の身体を省みてこなかったことも反省。知らない間にずいぶん身体を痛めつけていたのね、と申し訳なく思う。そしてこんなにもすぐに応えてくれることに驚異を感じる。(ということは、身体に悪いものを食べるとすぐに反映される、ということなのよね?)

バークレーでは日本の食材が手に入るので、以前とほとんど変わらない食生活が送れるのでとてもうれしい。アメリカ暮らしというと、みんな食生活の心配をするけど、少なくともここでは選べば身体によいものを食べられる。

2012年9月18日火曜日

ピアノ・レッスン


UC villageに入居したときに渡された入居のしおり。ここはアメリカだし契約に関してはしっかり把握しておかないと、と思ってせっせと読んだ。そして見つけてしまったのが、piano roomの存在!

UC villageは約1000世帯が住まう巨大な家族寮。子どもや奥さんをはじめ、住民のためのレクリエーションやクラブ活動が盛んに行われている。体育館やジム、グラウンドまであるという豊かな福利厚生。そして体育館の中にはピアノルームがあり、40ドルを払って登録すれば日に最大30分、週に最大で5日利用できる、と書いてあった。

「わ~、やりたい!」忘れかけていた音楽への情熱が一瞬でよみがえる。でも40ドル(現在は1ドル=約80円なので、約3200円)だよ?いや、だってあれよ?日本に帰ったらまた賃貸生活だし、ピアノに触れられる機会なんて一生で最後かもしれないじゃない!と自分と対話。あっけなく申し込むことに決定。入居後しばらくは家具の調達などに追われていたけど、そろそろ落ち着いたのですみやかに登録♪

Village Officeに出向いて、「ピアノルームを使いたいので申込用紙が欲しい」と伝えると、空いている曜日と時間帯を教えてくれた。出足が遅かったのですでにけっこう埋まってしまっていた。週に4日しか枠がとれなかったけど自分の生活ペースを考えてまあいいか、と妥協。
そして支払い。なんと、40ドルというのは1semester(セメスター。学期のこと)あたり、ということだった!(UCバークレーは2学期制なので、つまり半年ちかく有効ということに)しおりには記載がなかったので、てっきり毎月40ドルかかるのかと思っていた。これなら安い!

10年以上のブランクを経て、ピアノに触れる。鍵盤のタッチってこんなに重かったんだ、としんみりする。楽譜の読み方も忘れてしまったので勉強し直す。両手の指を違うように動かす感覚が、じわじわと戻ってくる。リハビリとして最初に選んだのは、ベートーヴェンのMinuet in G(メヌエット ト長調)。それからバッハの同じくMinuet in G。

私は人生においてピアノを持ったことも習ったことも一度としてなかった。だけどどうしてもピアノが欲しくて、両親にせがんでおもちゃのキーボードを買ってもらった。うちにはピアノを買えるだけのお金がなかったから。自分で楽譜の読み方を覚え、両手の指を動かす練習をした。
当時は吹奏楽部に在籍していたので、顧問である音楽の先生から理解を得て、部活後の音楽室でピアノの練習をさせてもらった。そうしてベートーヴェンのソナタ「月光」と「悲愴」をごく一部だけ弾けるようになった。だけど受験やら何やらを言い訳にして、いつのまにかキーボードにもピアノにも手を触れることはなくなり音楽とは無縁の生活を送るようになってしまった。

私の実家の隣家にはピアノが上手な女の子がいて、いつも彼女のピアノを耳にしていた。彼女は中学2年生にしてベートーヴェンの月光と悲愴を全楽章弾きこなしていたので、今から思えば相当な腕の持ち主だった。いつからか私はその2曲をピアノで弾けるようになりたいと夢見るようになったのだ。

個人的にはラヴェルの「水の戯れ」や「亡き王女のためのパヴァーヌ」、サティの「ジムノペディ」や「おまえがほしい」がとても好き。マイケル・ナイマンの「楽しみを希う心」も(映画は見たことがないけど)また、旋律の美しさに心が洗われるような気がする。

これからはしっかり権利を行使してピアノの練習に励もう♪ピアノルームの外では激しいビートでダンスのレッスンが繰り広げられていたり、バスケットボールの練習でにぎわっていたりするけど、これは自分のための時間。美しいものに触れて暮らしたい。

2012年9月15日土曜日

UC villageへの入居★虎の巻


今後入居する予定の方がいたら、お役立てください。
UC villageにはEastWestの区画があり、Westの方が新しく増築された区画らしい。また家の種類もタウンハウス型(日本ではテラスハウスとかメゾネットと呼ばれ、部屋の中に階段があるタイプ)とアパートメント型がある。私はアパートメント型に住んでいるので、そちらに関する情報をご紹介。

<入居前>
入居の申込みや部屋の割り当ては、大学の管理事務所「Housing Office」が行う。我が家は身を持って痛感(-“-)したけど、このオフィスが実にいいかげんだという評判で、入居の順番待ちについては日本の常識を捨てたほうがいい。つまり申込書類を送ってじっと待っているだけでは順番が来ない可能性もあるので、電話やメールで催促した方がよい。また、渡米前に部屋が決まっていなくても直接オフィスに行って訴えるとその場で部屋を割り当てられたという話も耳にする。たとえ一人のスタッフに断られても別のスタッフに訴えると主張が通ったという話も多いので、断られてもあきらめないこと。アメリカでは、住まいは自分の力でもぎとるべし!

<鍵の受け取り&入居後の事務>
UC villageには上記とは別の管理事務所「Village Office」がある。鍵の受け取りと入居前の説明はここで行う。入居後3日以内に、部屋の状況を報告する(破損などがないかどうか)書類を提出することになっているので、入居したら項目にしたがって部屋をチェックすること!
また、Laundry Cardというカードも渡される。これはアパートメントごとに専用のランドリールームがあり、そこで備え付けの洗濯機と乾燥機を利用するためのカード。(UC villageでは室内に洗濯機と乾燥機を設置してはいけない。ちなみに食器洗浄機もダメ)

<間取り>我が家は、2LDKS(1畳くらいのスペース)+UB+バルコニー
部屋の数やユニットバスの数によって家賃が異なるので、入居申込の書類記入時に部屋のタイプを選ぶときは要注意。

※家賃には以下のものも含まれている。電気代、水道代、ガス代、インターネット接続料、駐車場料金(各戸ごとに車1台分のスペースが割り当てられている)。そのため、家賃さえ支払えば、その他諸々を個別に契約して、かつ毎月小切手で支払うという不便さがないのが嬉しい!参考までにいうと、うちの間取りの場合の家賃は1,555ドルです(2014.4.1現在)。

<部屋に備えられているもの>
大型冷蔵庫(冷凍庫付き)、オーブン、ガスコンロ(4つ)、消火器、エアコン、窓にはロールブラインドが付いている、シャワーカーテン(ユニットバスなので)、収納はかなり多くポールもあらかじめついているのでハンガーをかけられる

<その他>

・トイレがO型便座だった!日本から船便でU型便座カバーを送ってしまい、失敗…(/_;)

・バスタブが浅い。肩までお湯に浸かれた日々が恋しい…。

・建物によって日当たりのよさが全然違うらしい。(どの部屋を割り当てられるかは運次第)

・敷地からそう離れていないところをアムトラック鉄道が走っており、昼夜を問わず汽笛を鳴らすので、音が気になる人には辛いかも。でも日に数回の頻度だし、汽笛も数秒で鳴りやむので、私の場合だけど寝ていたのに目が覚めるというようなことはない。

・部屋でインターネットを引くにはケーブルが必要。部屋のどこでもインターネットに接続できるようにしたいのならルーターも必要。これを知らなくて入居早々、焦った!ホテル滞在時のようにWi-fiか何かで、パスワードさえわかれば即インターネットに接続できるものと思っていた(^^

・退居時には家具を残さないようにしなければいけない決まりがあるので、つまり入居時に家具が何もない。UC villageのあちこちでMoving Sale(引越しのため家具を売ります!セール)をやっているので安く家具を買えたりもする。バス停に貼られているチラシやUC villageのホームページをチェックしていると掘り出し物が見つかったりする。車がある人はIKEAまで行って調達したりもしている。

<2013.5.4追記>
先日、UCバークレーから手紙が届き、今年の7月1日から全戸について、家賃を1.5パーセント値上げすることになった、と書かれていた。そんなわけで概ね20~30ドルくらいが上乗せされることになった。こういうこともあるのね!

<2014.6.21追記>
その後、さらに家賃が上昇することが発覚。今年の7月1日から全戸に着いて、今度は3パーセント値上げすることになった。そんなわけで、うちと同じ間取りの家賃は1597ドルにアップ!

それから、今後バークレーに来る方にぜひお伝えしたいことがもう一つ。

village officeが昨年の夏から大きく方針を変えたようで、「villageには学生を優先的に住まわせる」ことになった模様。visiting scolarやポスドクで現在villageにお住まいの方たちは続々と退去通告を受けて、引越しを余儀なくされている。昨年バークレーに来た方たちによると、学生以外(visiting scholarやポスドク)の方は、小さなお子さんがいたとしても入居を断わられてしまっているので、これからいらっしゃる方で該当する方は、住まいを自分で見つけなくてはいけない可能性が高い、ということを念頭に置いておいてください。

2012年9月13日木曜日

我要中国語的能力


カリフォルニアに来て驚いたこと、それは中国人の多さ!アジア人が多いとは聞いていたけど、私の経験からいうとそのうちの8割くらいは中国人であることにびっくり!もっとも大学に通っている夫によると、タイ人も韓国人もインド人もチリ人もいて本当に人種のるつぼなんだとか。

でもやはりUC village内を歩いていて一番多く見かけるのは中国人だし、私が住んでいるアパートメントの隣も向かいも上の部屋も中国人。引っ越してすぐに中古の家具を買い取ったのも中国人からだった。

日本にいたころは反日・反中感情に基づく出来事も起きていたし(今でも、これからも起こるだろうけれど)、感情を扇るような報道もされていた。私自身、愛国心や日本の歴史・外交について考えるときには、正直なところ中国に対する否定的な感情もある。

だけどこちらで知り合い、会話をした中国の人たちは皆本当に感じがよく、親切なのだ。社交辞令もあるかもしれないけれど、日本から来たというと「Oh,Japan!」とニコニコして、口々に「東京に行ったことがある」、「1年間住んだことがある」などと話してくれる。私たちも嬉しくなって、挨拶程度の中国語を使ってみたり、漢字を書いて筆談してみたり、夫は出張で二度中国に行ったことがあるのでそのことを話したりすると、満面の笑みを浮かべて応えてくれる。なかには、バスを待っていたけど全然来なくて困っていたら、同じバス停で待っていた中国人が「もういい、私は車でいくわ!あなたたちはどこまで行くの?乗せてあげる」と車で大学まで連れていってくれたこともあった。(名前も連絡先も告げずに去ってしまったのでお礼はできなかったけど)

そんなとき、お互いに四苦八苦しながら第一言語ではない英語でやりとりするのだけど、内心、少しは中国語が理解できたらいいのにと思ってしまう。慣れない外国で奮闘しているなかで、外国人がたまには自分の国の言語を理解してくれる瞬間があったら嬉しいだろうに。

ここでは、国政のことはひとまず脇に置いておいて、異国の地で苦労しながら勉強し生活している者同士としての連帯感というべきか、無言の平和協定みたいな安らぎが感じられるのが面白い。

~余談~
隣室に引越しの挨拶をしに行ったときのこと。

呼び鈴を鳴らすと、アジア人のおばあちゃんが出てきた。
とりあえず英語で隣の部屋に引っ越してきたことと日本から来たことを告げると、おばあちゃんは顔の前でしきりに手を振る。(いきなり交流拒否?!ジャパンと言ったのがいけなかった?!)呆然としているとおばあちゃんが言葉を発する。

おばあちゃん:「○☆△□×#%~」
夫と私:「??(中国語だ!)」「え、えーと、ジャパン。リーベン(日本)」
おばあちゃん「☆□$#~」
夫と私:(全然わからない)とりあえず私たちの部屋の方を指差し、自分たちの顔を指してみる。「ジャパン、ルームナンバー○○
するとおばあちゃん、向かいの部屋を指差し、次に自分の耳を、それから口を指し示して、最後に×印を作った。
夫と私:「???」(隣家のお向かいさんは、耳と口が不自由なのだろうか?)
おばあちゃんはなおも中国語を話しつづけ、会話がまったく成立しないまま私たちは「グッバイ」と部屋をあとにした。

後日このおばあちゃんに廊下で遭遇したときも(ちなみにおばあちゃんはいつも、共用スペースである廊下に堂々と洗濯物を干す)、話しかけてくれるのだがやっぱり全然わからない。「□♪~」「…Oh,…oh,good bye」実にしっくり来ない。



2012年9月8日土曜日

銀行口座の開設


ホテル暮らしをしていたころ、夫の大学から授業料の納入についてのメールが届いた。具体的な金額と支払い期日、支払い方法が記されていた。私たちは渡米前にCitibankの口座を開設してきたから大丈夫、さっそく支払おうということで、案内に従ってインターネットで作業を進めてみた。
ところが!「支払いに使用する銀行の支店名を選んでください」という項目の選択肢を見ると、「アラスカ、アラバマあれ?アカサカは?」アメリカの州しか選択肢がない。はて?どういうこと?

Citibank Japanで作ったキャッシュカードやら契約時にもらった資料なぞをひっくり返してみたのだが、どうにもよく理解できない。インターネットで調べようにも、ちょうどこのとき接続環境の悪いDowntown Berkeley YMCA Hotelに滞在していたので、かたつむりのような速度でしか調べものが進まない。深夜にCitibank Japanに電話をかけて問い合わせてようやく判明。

それは、Citibank Japanは日本の銀行であって、アメリカのCitibankとは別物である!という極めて明白な事実と、そのため授業料の納入にはアメリカで銀行口座を開設する必要があるということ。てっきりCitibank Japanはアメリカの銀行の支店だと思っていたおばかな妻。そして思った。「あれ、じゃあCitibank Japanの口座を開設した意味は?」オペレーターさんは辛抱強く教えてくれた。Citibank Japanでは、必要な手続きをした場合にはインターネットを通じて外国の銀行口座に送金できるという仕組みです、と。なので、 Bank of Americaなり, Wells Fargo, Citibank N.A(North America)なりで口座を開設しなければならない、とも。

そしてそもそも日本円での預金をアメリカのATMでドルとして引きだす方法すら知らなかった。(だめだ完全に失敗だ!)それを告げると、おねえさんはその方法まで教えてくれた。まずはCitibank Japanのホームページにログインして、日本円の普通預金口座を使ってドルを購入(外貨購入)。そこから外貨引出し専用口座にドルを移す(振替)、という流れを丁寧に教えてもらった。そしてお礼を言おうとした瞬間に電波が乱れ、電話が切れてしまった。情けを受けておきながら申し訳ないけど成す術なし、無念

こうして、アメリカの銀行で口座を開設すべし、と道筋が示された。それはいいけれど、さて困ったことになった、と思った。私たちは当時まだ住所が定まっていなかったので、銀行口座なんて開設できるのだろうか?いや、できるわけないよね?というピンチに立たされていた。「どうしよう、このままでは授業料が支払えない!」

夫のツテを頼り、ホテル暮らしでも銀行口座を開設できないものかと周囲に聞いてみた。すると、私たちと同じような状況でも開設できたという頼もしい経験談を耳にした!夫婦でいそいそとCitibank N.Aに向かい、藁にもすがる思いで口座開設スタート!

窓口に持っていったものは二人のパスポート、UC villageの契約書(入居予定日と住所が記載されているもの)、あとで掲示を求められたのは現在所持しているクレジットカード(銀行が発行したもの)。

当座預金を夫婦共同の名義で開設したいこと、夫はUCバークレーの学生であることを申し出ると、拍子抜けするほど簡単に手続きが進む。本当に大丈夫なんだろうか?不安でいっぱい。住所不定だと知れたら追い返されるんじゃないかしら?何だかこの銀行員さんを騙しているような気さえしてくる(-“-)途中で私は「実は」と切り出そうとしたのだが、隣で夫が黙らっしゃい!の顔をする。そんなぁ!早く言った方がいいんじゃないの~?とヒヤヒヤする私。

そして、「カードを発行するのでアメリカ国内の住所を教えて」と言われてから夫は思い出したかのように「何月何日にならないと住所が定まらないんです」と切り出した。ずっこける銀行員。すいませんと詫びる心の声をよそに、銀行員は言った。「ここまで手続きしたからいいわ、続けましょう。いつからどこに住むの?」と再び手続きは進む。はて?そんなんでいいの(*_*)?

こうして紆余曲折を経て、晴れて銀行口座をゲット!ありがとう、アメリカ♪ありがとう、Citibank!でもバークレーにATMがもうちょっとあると便利で嬉しいな(^^;)